Darktable によるネガ現像を試す

2020年2月7日

 

ネガフィルム現像ソフト(無料)として、

1,RAWTherapee

2,Darktable

3,UFRaw

の名前がネット上で評判が良いらしい。

調べてみたところ、いずれもUNIXベースのソフトでUFRawをmacOSで使うには、ソースコードから実行プログラムを作る必要がありそうです。ちょっと大変なのでパス。

ということで、Darktable を試してみることにしました。

 

LinuxLightroomの代わりに使える画像現像・編集アプリのdarktable」とあり、期待が高まります。

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(VARTUALIMENT のホームページから引用)

ユーザーインターフェースははやりのアイコンではなく、文字列のツリー構造です。

画面の解像度の低いMacBook Pro で使うには、こちらの方が向いている?

個人的には好みです。

 Youtubeの「Film negatives - Darktable Insights ep 23」(HPBirkeland Photography)を閲覧して、ネガ現像のプロセスを大掴みし、早速現像をしてみました。

???

反転(invert)では、最初にカラーフィルムのベース色(オレンジ)部分をピックします。

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あれ?画像が真っ黒に塗りつぶされてしまいました。

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そこで、履歴の圧縮で反転のプロセスをキャンセルして、サイド反転でベースのオレンジ色をピックします。

すると、今度は画像が白くなってしまいました。

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わけがわからないまま、現像作業を続けます。

RGBカーブでは。B(シアン)はミナレットのように右に偏在し、A(マゼンタ)、G(グリーン)も裾野の広いミナレット状を呈しています。

それでもなんとか現像できました。

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元ネタが悪い?とネガを取り直して現像しなおした結果が、

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使用しているDarktableはver.3.0 です。そこで、一つ前のバージョン2.6を試してみようと探しましたが、ダウンロードされるのはver.3.0 です。

反転のプログラムにバグが有るように思われます。

 

それではと、Win10パソコンを借りて現像を試してみましたが、画像が黒く塗りつぶされ、次は白く塗りつぶされる現象に違いはありませんでした。

遭遇した上記現象は Darktable のusers mailing list に投稿しておきました。

 

ここまで、RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX, RAWTherapee,Darktableと試したので、それぞれの現像結果を比較してみました。

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操作性は、Darktable が好みですが、RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX が良い現像結果を出しています。

現時点では、「マッタリ風景」さんの、露光されていないネガの部分でホワイトバランスを取り、RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX  で現像するのが一番良さそうという結論になりました。

 

Darktable のページを閲覧していたら、バグを解消したV3.0.1 を近々リリースするとありました。ウォッチしていく予定です。