PhotoScape X は優れたDPE ソフトでした
ネガフィルムのデジタル化に際し、当初RAW現像ソフトとして下記の4種類を検討しました。
1. RAWTherapee
2. Darktable
3. PhotoScape X
4. RAW File Converter EX powerd by SILKYPIX
PhotoScape X は、その時点で使用したMacboo Pro (2012Late)ー4MG RAM、500GB HDD ーが非力で、RAWデータの読み込みに時間がかかりすぎ、実用的ではないと早々に検討から外していました。
その後、MacBook Pro は16MG RAM、1TB SSD にアップグレードを行いました。その結果、PhotoScape X の課題であったRAWデータの読み込み時間は実用的な時間に短縮されていることに気づきました。
そこで、改めてPhotoScape X とRAW File Converter EX powerd by SILKYPIXのネガRAWデータ現像を比較してみました。
以下の写真サンプルは1970年にFuji Film で撮影したものです。
3クリック 20数クリック
画像の下に追加したクリック数は、トリミング後に各ソフトでそれぞれの結果を得るまでに操作したマウスのクリック数です。RAW File Converter EX の画像は、細部が良く再現されているものの、まだ霞が掛かっています。この霞を除去するには、更なるマウス操作を必要とします。
PhotoScape X は、多少のっぺりとしあがりになります。子供の運動会、遊戯会の写真をDPEショップに手札判で焼きに出した印象です。思い出を見る用途には、個人的には十分です。ネガの枚数が多いので、マウスのクリック数が少ないのは魅力です。
PhotoScape X やるじゃないか!!
ということで、見直しました。
次は、1972年の冬の写真です。
1クリック目:画像の反転
2クリック目:自動レベル調整
(すこし黄色かぶりしています。自動カラー調整を行うと、すこし赤みが追加されます。ここでは、自動カラー調整はしていません。)
3クリック目:ホワイトバランス(足元の氷部分を選択)
次の2枚は、1972年に撮影した、Fuji Film のポジフィルムです。
自動レベル調整
露出調整
富士山7合目での写真、
1クリック目:自動レベル調整
露出調整
ネガの写真撮影は、フィルムの未現像部分を使い、太陽光でホワイトバランスの調整を行ってから撮影しています。
ここに上げた3例は、スムーズに仕上げることができたものです。中にはPhotoScape X のホワイトバランスで黄色かぶりを消しきれないものが出てきますが、PhotoScape X の画像処理機能を使って、少ないマウス操作で消すことが出来ています。
バカチョンカメラ的RAW現像ソフト、PhotoScape X お薦めです!!
PhotoScape X のFree版でも十分ですが、ソフト会社に頑張って欲しいのでAPPLE Storeで購入しました。