とりあえずネガフィルムのデジタル化を試す
2020年2月2日(日)
とりあえずネガフィルムのデジタル化を試す
早速、ネガフィルムを撮影して現像のプロセスを試してみることにしました。
カメラはDMC-TZ30を使うことにしました、操作の確認が目的なのでソフトに負荷が小さい、画像データ容量の少ない方を選びました・・・というのは表向きで、スイッチ・オン・ポンの簡略さを選んだというのが、水中生物の透過撮影時に外光を遮る筒を自作して既に持っているというのが本当の理由です。
1,乳白色プラまな板に、35mmネガサイズの窓を開けた黒い紙を貼り、間にネガフィルムを差し込みます。そして、窓ガラスに立て掛けます。
2,筒をつけたDMC-TZ30を押し付け、マクロモードでシャッターを押し撮影。
ネガは撮影用ネガホルダー確認に暫定使用
素材は、その時に開いていたネガアルバムから適当に空を含むカラーのネガフィルムを選び昼光で撮影しました。
追加で選んだ別の一枚は、LEDライトの光で撮影しました。
各2枚計4枚を問題なく撮影できました。
これは、25年ほど前にイタリア出張中の休日に撮影したものです。身軽に移動できるように、また盗難にあっても惜しくないように安いカメラのオートで撮影、カメラの機種は覚えていませんが、ただ抜けるような青空だったことを覚えています。
こちらは、通りすがりに神社の飾り付けを写したものです。
早速、GIMPを立ち上げ読み込ませてみました。
トリムと回転、切り抜いた画像を作成し階調を反転します。
画面全体が緑がかっています。
自動のホワイトバランス調整をほどこします。
抜けるようだった青空に緑かかったモヤがかかっています。
Gimpはホワイトバランス調整とトーンカーブしか使った経験がありません。最近のデジカメはよく出来ていて、P(プログラムモード)・A(オート)で良く移り、調整するとしてもEVくらいです。そして、大方はOS Xのプレビューで事足りています。
さて、どうしたものか?
下右側の人溜まりをみるとブルー掛かっています。
とりあえず、色温度を変更してみます。全体がさらにブルーになってしまいます。
画面の下側(広場)はそれなりに見えて、空の青がどうもおかしい様に感じられます。
Gimpのメニューを見ていると、Channel Mixer があります。これで、青成分を調整できそうです。
こっちを動かし、そっちを動かし。なんとか、空の曇を低減させました。
トーンカーブで明るさを調整します。
それらしい写真になりました。オリジナルのプリントが無いので結果についてはなんとも言えません。
人溜まりを拡大すると、まだブルー掛かっています。
下の岩のディテールは潰れています。
引き続いて、神社の写真を現像してみます。
階調反転させました。今度は全体が緑かかっています。
ホワイトバランスを自動調整しました。あまり代わり映えがしません。
そして、Channel Mixer で色成分を調整。
やはり、それらしき画像になりましたが、撮影時の風景というよりは、作った風景と言えそうです。
一コマ現像するのに結構時間がかかります。
Gimpを使うには、色彩の勉強をしないと使いこなせない?
とりあえずネガフィルムの現像を試し、ソフトによる現像がどんなものか体験しました。