中判カメラ:Mihama six S C.KEPLER Anastigmat 1:3.5 F=75mmと磨りガラスもどき−2
レンズを通した画像を見るために、部屋にあるビニールファイルを切り抜いて使いましたが、画像はクリアではありません。
そこで、磨りガラスに近いものを探しに近場の100均ショップ(セリア)に行きました。
良さげなものを見つけました。
金型の表面に細かいサンドショット処理が施されていて、程よい磨りガラス状態です。
蓋を70mm角に切り抜いて使います。
右側。
早速カメラに装着し、レンズの画像を確認します。
なかなかです!
F8に絞った画像です。
中判カメラ:Mihama six S C.KEPLER Anastigmat 1:3.5 F=75mmと磨りガラスもどき
前回は、カメラのフィルム面に半透明のビニールシートを置き、レンズの映し出す画像の確認を行いました。
夜も遅かったかったため、とりあえず手元にあった半透明のクリアファイルをくり抜き、投影面シートとして使いました。しかし、半透明のため、投影される場像はクリアなものではありませんでした。
厚さ1mm 程度で目の極細かいすりガラスがあればよいのですがーー無い
菓子折りの使われるセロハン紙でも良いかもーー無い
そこで、棚にあった乳白色のクリアファイルを使ってみることにしました。
また撮影はスマホではなく、Panasonic DMC TZ-30 で行いました。
部屋の南側窓辺に置かれた観葉植物を見てみました。
別の窓辺に置かれた観葉植物です。
共に絞りはF3.5です。
なにか、これを撮りたいといものがあれば事は簡単なのですが。
中判カメラ:Mihama six S C.KEPLER Anastigmat 1:3.5 F=75mm を入手
ネガフィルムのデジタル化を進めています。
ネガフィルムの中に、昔父から借りたカメラで撮影した6x6,6x7,6x9版があります。
デジタル化のカメラ・レンズを通して見ると、その精微な描写力には改めて感動します。
中判カメラか?
気になってオークションを見ると中判カメラが多く出品され落札されています。どんな人が購入しているのだろう?
調べてみると、フィルム代で1,000円程度、現像代で1,000円程度が掛かりそうです。6x6判で撮影枚数は12枚ですから、フィルムと現像代だけで1枚170円程度以上掛かります。
子供の頃、カメラ撮影は道楽と言われていました。近所の写真マニアは自分で現像、引き伸ばしまで行っていました。
1,000円位だったら、アンティークな置物としていいかな。置物として見栄えのの良いのは蛇腹カメラか!とうことで、ジャンクとして1円から100円程度で出品している蛇腹カメラに2,3入札してみました。特にニーズが強いわけではないので、競りには参加せず、つい忘れてしまい終了時間後に開いてみると、大方落札されていて、それも1,000円以上で落札されていました。そんな中の1台が21円で落札していました。
しかたがないので送金しましたが、送料が落札価格の70倍でした。びっくり!
”ミハマシックスと三浜精工のカメラについての覚え書き”なるブログを参照すると、セミミハマ(645判)系1952〜1954製造らしい。
ということで入手した品物は66年から68年前の物のようです。
専用の革ケースに収めて保管されていた様で、経年劣化はあるものの思いの外きれいです。
機能確認を行うと、距離計連動、シャッター、タイマー、絞り、レンズ繰り出しと問題はありません。スマホのタイマーでシャッター1秒を確認すると、スピードもズレていないようです。蛇腹の穴あき、破れもありません。
そこで、2時間ほどをかけて、電解アルカリイオン水、エチルアルコールを使い、爪楊枝も使いすみずみまで磨き上げてみました。
レンズ系は、ホコリの侵入も見られず、カビ、曇も見られず綺麗です。
十分、実用で使えそうです。
フィルム面に、半透明プラスティックシートを置き、シャッターをバルブで開放し、部屋の電気を消し、棚の目覚まし時計に照明を当て覗いてみました。
F8になっていたので、周辺は大幅に光量不足です。スマホの写真ではぼんやりしていますが、拡大鏡を使って見る画像はきれいです。
翌日、黒い紙を使い、外光を遮るように工夫し、外で試してみます。雨が降っています。
スマホの写真でが四隅の光量が不足し写っていませんが、目視では見えています。
さて、実用出来る中判カメラを入手したが、どう使おうか?
生家の座敷の鴨居には、ご先祖様の写真が並べて掲げられています。
四つ切でプリントすると2,000円程度掛かりそうですが、正装して自画像を撮ってプリントしておくと、子どもたちが思い出に掲げてくれるかも?
一つ、使いみちを思いつきました。
PhotoScape X は優れたDPE ソフトでした
ネガフィルムのデジタル化に際し、当初RAW現像ソフトとして下記の4種類を検討しました。
1. RAWTherapee
2. Darktable
3. PhotoScape X
4. RAW File Converter EX powerd by SILKYPIX
PhotoScape X は、その時点で使用したMacboo Pro (2012Late)ー4MG RAM、500GB HDD ーが非力で、RAWデータの読み込みに時間がかかりすぎ、実用的ではないと早々に検討から外していました。
その後、MacBook Pro は16MG RAM、1TB SSD にアップグレードを行いました。その結果、PhotoScape X の課題であったRAWデータの読み込み時間は実用的な時間に短縮されていることに気づきました。
そこで、改めてPhotoScape X とRAW File Converter EX powerd by SILKYPIXのネガRAWデータ現像を比較してみました。
以下の写真サンプルは1970年にFuji Film で撮影したものです。
3クリック 20数クリック
画像の下に追加したクリック数は、トリミング後に各ソフトでそれぞれの結果を得るまでに操作したマウスのクリック数です。RAW File Converter EX の画像は、細部が良く再現されているものの、まだ霞が掛かっています。この霞を除去するには、更なるマウス操作を必要とします。
PhotoScape X は、多少のっぺりとしあがりになります。子供の運動会、遊戯会の写真をDPEショップに手札判で焼きに出した印象です。思い出を見る用途には、個人的には十分です。ネガの枚数が多いので、マウスのクリック数が少ないのは魅力です。
PhotoScape X やるじゃないか!!
ということで、見直しました。
次は、1972年の冬の写真です。
1クリック目:画像の反転
2クリック目:自動レベル調整
(すこし黄色かぶりしています。自動カラー調整を行うと、すこし赤みが追加されます。ここでは、自動カラー調整はしていません。)
3クリック目:ホワイトバランス(足元の氷部分を選択)
次の2枚は、1972年に撮影した、Fuji Film のポジフィルムです。
自動レベル調整
露出調整
富士山7合目での写真、
1クリック目:自動レベル調整
露出調整
ネガの写真撮影は、フィルムの未現像部分を使い、太陽光でホワイトバランスの調整を行ってから撮影しています。
ここに上げた3例は、スムーズに仕上げることができたものです。中にはPhotoScape X のホワイトバランスで黄色かぶりを消しきれないものが出てきますが、PhotoScape X の画像処理機能を使って、少ないマウス操作で消すことが出来ています。
バカチョンカメラ的RAW現像ソフト、PhotoScape X お薦めです!!
PhotoScape X のFree版でも十分ですが、ソフト会社に頑張って欲しいのでAPPLE Storeで購入しました。
PhotoScape X の復権:ネガフィルムのデジタル化
2020年7月2日
ネガフィルムのデジタル化に着手した当初、ネガの現像ソフトとしてPhotoScape X を検討しました。その当時のMacBook Pro (2012late) は4GBメモリー, 500GB HDD という仕様でした。この性能ではPhotoScape X がRAWデータの読み込みにとても時間が掛かりすぎて、数の多いネガフィルムの現像には使用に耐えないという判断でした。
その後、MacBook Pro のメモリーを4GB-> 16GB, 500GB HDD-> 1TB SSD とアップグレードしました。その結果、42.6MB のRAWデータの読み込み時間は5秒程度に短縮されました。
性能の高いハードが利用できれば、PhotoScape X も十分使えると見直しました。
昔、イタリアで撮影したネガをデジタル化してみます。
トリミングを行い、「ネガ」というアイコンをプッシュすると反転を行ってくれます。
この簡単さは捨てがたいものがあります。
ネガフィルム撮影時に、未露光のコマを使ってホワイト・バランス(カスタム)を設定しています。
全体に黄緑の色かぶりしています。
「自動カラー補正」を行った画像です。
「自動レベル補正」のみを行った画像です。
「自動コントラスト補正」のみを行った画像です。
基本は「自動カラー補正」だけを行うことにして、反転画像の様子をみて「自動レベル補正」、「自動コントラスト補正」を適用します。
PhotoScape X での作業はここまでで、反転した画像をJpegで保存します。
反転Jpeg画像の細かい修正はDarktableで行います。
「トーン・カーブ」の「Lab 独立」で、黄緑の色かぶりをざっくりと消します。
ネガのベタ焼き感覚で一通りの作業をすすめます。
4944x3296, 8.8MB
これまで、デジタル化したネガ画像の現像は RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX で行ってきましたが、途中からPhotoScape X + Darktabele に変更しています。
PhotoScape X も4,900円でProバージョンを購入すれば、PhotoScape X 上で細かい画像の修正が行えるようですが、ネガ現像として使いたいと思うソフトはDarktabeleです。
現在、OS X のDarktabele は 3.0.2 ですが、画像の反転部分にバグがあるのか、ネガ反転が正常に行われません。
Darktabeleバグが修正されたらPhotoScape X は使わなくなる、ということでProバージョンへの移行に躊躇しています。
中判ネガフィルムのデジタル化
2020年6月 日
アマチュア・カメラマンの父親から借りた中判カメラで撮影したネガフィルム(6X6判、6x9判)が百数十枚ほどあります。
フィルム写真はCAMERAFAN.com より借用
FUJIFILM (フジフイルム) フジノン XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZを装着、広角側で6x9判のフィルムが撮像素子に少し余裕を取って収まる距離を確認します。
撮影はLEDトレース台にネガフィルムを置き上から撮影することにしました。
ここで、早速問題に遭遇。
三脚の使用では、撮像素子とネガフィルムの平行度を確保するのが難しいということです。生憎、コピースタンドは所有していません。
ようするに、撮像素子とネガフィルムを平行にし、必要な距離を確保すればよいわけです。
なにか良い素材は無いだろうかと、数点店巡りをしていたところ、セリアで下の木製ボックスを見つけました。
店巡りにはノギスを持参するので、その場で4隅の高さを確認。一箇所、高さには0.1mm程度の差があります。薄いシートを当てることで対応できます。
側面のそこそこ厚さに比して、底板が薄く出来ています。まあ、今回の用途には使えるレベルと1個購入しました。
底板に、カメラのレンズを挿入出来る穴形状をけがきます。
ドリルでケガキに沿って穴を空けます。板が薄いので、サクサクを作業は進みます。
彫刻刀で穴形状を仕上げます。
そして、内側に墨を塗布します。
トレース台にフィルム形状を切り抜いた黒い紙を貼り、ネガフィルムを置きガラスで押さえつけます。
事前に作成した木のボックスを上に載せます。
後はカメラを載せシャッターを切るだけです。
ネガフィルム側からカメラを望むと、このようになっています。
これで往年の映像をパソコン等に映し出すことが出来ます。
Compact Flash MemoryとFMV BIBLO MG50K
2020年3月15日(日)
机の引き出しを整理していたところ、Compact Flash Memory card とMicro Drive が出てきました。
下段左は、
I・O DATA 128MB (FS-128M) です。2006年11月5日に生産終了となっています。2000年頃発売されて直ぐに購入したものです。既に20年を越した品物です。
真ん中は、
Magicstor 2.2GB CF+ TYPEⅡ (1022C) です。小型のHDDで厚みが5.5mm と上段のCompact Flash の3.3mmに比べ厚く、重さもあります。2004年頃に購入したもです。短命で2006年には生産が終了となっています。
右は、
Canon 32GB FC−32M 、2009年頃に購入しました。
その後、より小型で軽量なSDカードの容量がUPし、PCからCompact Flash のスロットも装着されなくなり、使用の機会が減って机の隅にしまいこまれたという次第です。
最近、FMV BIBLO MG50K にLinux Mint 19.3 xfce をインストールし、復活させましたが、古い機種なのでCompact Flash のスロットが装備されています。
さっそく、差し込んでみたところ、問題なく使えました。
古いものでも、捨てずにおいて置くと、何かの機会に利用する機会が来るものです。
類似の物としては、5インチのHDDがあります。
デスクトップ機を購入した当時、HDDの容量は20GBでした。その後、OSの肥大化、データのどうかに合わせて、80GB,160GB,250GBとHDDを交換してきました。
デスクトップ機本体は処分しましたが、CPU、Memory、HDDは取り外して保管したので、机の引き出しの一辺をHDDが占めています。
古いものは40年を経過するかも?
そろそろ処分しなければと思う反面、まだ使う機会がでるかもしれないと捨てずにいる次第です。