MacBook Pro Mid 2012 13インチのメモリ&HDDをアップグレードする

2020年2月17日(月)

 

 現在メインで使用しているMacBook Pro は2014年初購入で、製造から約6〜7年が経過しました。最新のMac からすれば、スピードは遅いものの、メール・ネット閲覧etcが主要な使い方で特に不便を感じていませんでした。

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 ここに来て、ネガフィルムのデジタル化を大量に推進するに当たって、流石に能力の不足を感じます。能力の不足は、主にメモリ不足にあるようで、HDDへのスワッピングが頻繁に行われ反応の遅れを生じさせます。

 そこで、問題を解決すべく最新のMac購入を稟議申請しましたが、即座に”却下”されてしいました。そこで、事前の策として手持ちのMacBook Proのメモリの増量とHDDをSSDに交換することにしました。

 この機種はメモリ増設とHDDのSSD化が容易で、多数の人が実施状況をネット上にアップしているので、現在でも中古品に人気があるようです。

 

 いよいよ、必要に迫られてメモリの増設とHDDのSSD化を行うことにし、下記の3点を購入しました。

 

1,メモリ:シリコンパワー ノートPC用メモリ DDR3 1600 PC3-12800 8GB×2枚
     Mac 対応

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2,SSD:Western Digital SSD 1TB WD Blue PC PS4 2.5インチ 内蔵SSD

  改めてネットのMacBook Pro SSD化の記事を閲覧すると、多くのユーザーがSamsung 860 EVO 500GB SATA 2.5" 内蔵 SSDに交換しています。成功例を真似れば失敗が少ないということでしょう。韓国製の製品は嫌いなのでWDを選択しました。

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3,HDDケース:ORICO 2.5インチ  USB3.0 SSDケース SATA3.0  UASP対応

      5Gbps高  9.5mm / 7mm 厚両対応 4TBまで

SSD交換により取り出した500GB HD が活用できるように、予め準備しました。SSDに交換する前に、外付けで予めフォーマットして置くことができます。

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 以上、3点の購入価格合計は¥22,253円です。

  

 交換作業に必要な工具は、所有している下記の工具を使います。内、必要な工具は0番のプラスドライバーとT6トルクスです。

 右側にあるスポイトは無水エタノールで、汚れ落とし用に準備しました。

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交換をの詳細は、

「MBP(Mid2012)をHDDからSSDへ換装 - ましろのログ」

が参考になります。

 

1.裏蓋を外す

  裏蓋は10本のビスで固定されています。上方が液晶のヒンジ側になります。

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ビスは、上方右角から3本は長いビスで固定されています。下の4本は段付きになっています。外した後、固定されていたパターンに置いておくとビスの選択の誤りを防げます。ビスのネジ部についている緑色の物は、ビスの緩み防止剤です。取らないでおいて再利用します。

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裏蓋は、上側にぱかっと外れます。

薄いアルミ材で出来ているので曲げないように注意します。ヒンジ側の冷却風吹き出し付近が細かいホコリで汚れています。ブローし、毛ブラシで掃除を行います。

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室内での使用なので、ホコリの侵入は少なくきれいです。ブローして毛ブラシで清掃します。

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2,メモリの増設とSSD取り付け

  交換作業は5分も掛かりません。

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3,macOSの導入とTimeMachineからデータの復旧

  command+R キーを押して、電源を入れます。

  画面に地球が表示されたら、command+R を話します。

  ネットワークの接続先を求めるので、無線ラン機器を選び、パスワードを入力します。すると、macOSのインストール(地球の下側に横スケールで表示)を始めます。

  macOSのインストールが終わると、macOS Utilities が表示されます。

  SSDは外付けでフォーマットしてあります。Disk Utility で確認します。SSDのフォーマットが終わったら。このメニューの最上段でTimeMachineデータの入ったHDDを接続しデータを復旧します。データの復旧は、データ元と復旧先と入力を求められるので、間違うことはないでしょう。

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途中で、リブートしメニューが日本語表示に変わりました。

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データの復旧は、350MG程に5時間余かかりました。

交換が終わり、データの復旧も終わり、macOS を立ち上げます。

 

4,メモリ増設、SSD取り付けの認識確認

  りんごマークの「このMacについて」を見ると、メモリが8GBとなっています。メモリの詳細タブを開くと、左側のスロットが空と表示されています。メモリが正常に差し込まれていないようです。

 再度、裏蓋を開きメモリを指し直します。無事、16GBが搭載されました。

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  ターミナルを使いSSDのTRIM機能をONにしておきます。

 

5,アップグレードの効果

  時間は計測していませんが、交換前は液晶を開いてスリープ状態からパスワード入力画面まで時間がかかりましたが、アップグレード後は1/3を開いた状態で、すでにパスワード入力状態が表示されます。

 YouTube など、サムネイル画像の多い画面を開く時間が大幅に短縮されています。

 

 久しぶりにSSD(HDD)をフォーマットしましたが、Apple File System(APFS)にはびっくりしました。良くわからなかったで、SSDは1パーティションでフォーマットして置きました。

 

 これから交換する人へのアドバイスは、交換の途中でトラブルに見舞われると、作業が進まないので交換の手順を詳細に控えておくか、ネット検索できるPCを別に準備しておいたほうが良いでしょう。

 

ということで、無事にアップグレードが終了しました。

 

これで、MacBook Pro のハードが壊れるまで使い続けられます、懸念はmacOSのアップグレードに今後どこまで追随できるかですが、追随できなくなったらLINUXを導入するという手があります。

あと、数年は使い続けられそうです。

 

 

 

 

 

 

Dynabook Satellite T551 が1年ぶりに復活

2020年2月14日(金)

 

MacBook Pro Mid 2012 のメモリ増設とSSD化を進めるに当たって、作業の途中でトラブルが発生したとき、問題解決のためにネットで情報を探したい。

その為には、ネットに繋がるPCがもう一台欲しい。

そこで、棚に店晒しになっていたDynabook Satellite T551 の電源を入れてみました。すると、なんと、立ち上がりました。

メインで使うPC はMacBook Pro 13インチですが、Windowsでした動かないソフトを使う必要性から、サブ機種としてDynabook を所有しています。購入後10年を経たマシンです。

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遡ること約1年前、気が短いのでマウスを動かし、カチャカチャとDynabookの尻を叩いていたところフリーズしてしまいました。そこで、強制的に電源を落とし再起動したところ、ブートエラーを起こし立ち上がらなくなってしまったのです。

その後、店晒しで1年が過ぎたというわけです。

Dynabookubuntu(Linux)をインストールして使おうと、インストールディスクを準備しました。ところが、1年後の今日、電源を入れたところ、なんと無事にWindows 10が起動したのです。

なにが問題だったのでしょう??

 

居間でDynabook のソフトのアップデートする姿を見て、

「そんな機種も持っていたの?」

「動かなくなったので休ませていたんだ。畑も休耕で休ませるだろう」

「そんなことあるかい!」

 

苦しい言い訳です。もしDynabookがHDDトラブルだったら、MacBook ProSSD化で余ることになるHDDを使えば良いと考えていましたが、目論見は先走り過ぎたようです。

1年のブランクは大きく、Wndowsのは操作が使いづらくぎこちない。

 

納戸には、家内が使っていたFMV-BIBLO MG50K が捨てずに残っています。

この機種で、Linux は動くだろうか?

 

 

 

 

MacBook Pro Mid 2012の下取り価格

2020年2月13日(木)

 

MacBook Pro 16インチモデルに惹かれ、Apple のページで値段を見てみました。

CPUとメモリーをアップグレードしています。

これに、アップル・ケアーを含めると凡そ40万円になります。

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40万円が高いか、安いか?

それは個々人の用途・価値観によるでしょう。

 

見積もりに「下取り」の項目があったので、現在手持ちのMacBook Pro がどの位の価値があるか見積もってみました。

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手持ちのMacBook Pro 13インチのMid 2012製品は、約4万円程度で売られています。

問題は、APPLEの整備済品なるものは、多々落ちの在庫販売であるなら機能上問題はないでしょうが。中古で売られている品物は程度が判りません。

 

今回、メモリとHDDを交換する予定で¥21,400円ほどを投資します。下取り価格と合わせると¥33,990円となります。

製品の程度は、自分が使ってきたので十分解っっています。

 

現在のMacBook Pro 13インチを買う時に、RetinaモデルとかAirという機種がありました。しかし、選択したのは値段ではなく、オーソドックスな仕様でした。将来のアップグレード(改造)を考えてのことでした。

 

興味をもったので、ネットを調べてみました。すると、多くのユーザーがメモリとHDDの交換を行っており、そのために交換が可能なMid 2012の中古品をわざわざ購入する者もいるようです。

 

最近のAppleの機種はオンボードメモリが採用されているようで、購入に当たっては最初に仕様を十分吟味して機種選択することが大切なようです。

 

Appleは好きですが、そのとてもドライなセールス方針は好ましく思われません。

それが、広く普及しない要因でしょう。

残念に思われます!

 

 

 

 

 

 

MacBook Proを更新

2020年2月12日(水)

 

MacBook Pro Mid 2012 13インチ Core i5 2.5GHz 4GB,HDD500GB を使用しています。

macOS をアップグレードする毎に起動に時間がかかるようになってきました。

それでも、さほど負荷が掛かるような作業は行わないので、起動してしまえば問題となることはありませんでした。時々動作が滞ることはありますが。

今回、Fuji X-T100で撮影したRAWデータを現像することになり、流石に処理能力の不足を感じるようになりました。

購入6年を経過したこともあり、令和2年度 家計投資予算会議にMacBook Pro 16インチへの更新を提案しましたところ、

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即刻に”却下”されてしまいました。

 

うーむ!

作業時のストレスは実際に作業を行う者でないと理解され難いものです。

 

次なる手は、手持ちのMacBook Pro Mid 2012 13インチをアップグレードするか、です。

アップグレードは3年保証が切れた時点で考えましたが、当時は特に不便さを覚えなかったのと、交換部品の価格が高かったこと、バッテリーの持続時間低下があるため実施はしませんでした。

メモリ周りをアップグレードすることで、最新のパソコンにはまったく及ばないまでも、現状よりは処理スピードが改善されるはずです。

 

今回、改めて調べてみると部品の価格が低下しており、2万円程度の出費で済みそうな事がわかりました。

1.メモリ 4GB →8GB →16GB

2,ストレージ HDD 500GB → SSD 500GB → SSD 1TB →

どこまで、進めるか?

 バッテリーの持続時間は、バッテリーの経年劣化もあり短くなっています。電源アダプターを接続して使えば良いので、これは困るという障害ではありません。

 

パソコンを自作していた頃を思い出し、部品選定を行い、組み替える予定です。

 

 

半世紀前のネガフィルム

2020年2月12日(水)

 

ネガフィルムの撮影に際し、ホワイトバランス調整用に、アルバム1(約半世紀前)のネガフィルムから未露光部分を切り取りました。

ネガフィルムのベースカラーに違いがあります。

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ネガフィルムのデジタル化の方針を決めた

2020年2月10日(月)

 

事前検討:

1.ネガフィルムのデジカメ撮影方法

2.RAWdataの現像方法

 

ネガフィルムのデジタル化に向けて事前検討を行ってきました。

2項目の事前検討を行った結果、ともに良好な結果を得ました。

検討結果は、

1.ネガフィルムのデジカメ撮影方法

  カメラ Fuji X-T100(標準ズーム)+中間リング16mm+NIKON スライドコピーアダプター ES-1

       露光されないフィルム部分を使いカスタム・ホワイトバランス設定

2.RAWdataの現像方法

  RAW FILE CONVERTER EX3.0 powerd by SILKYPIX で一次現像を実施

  画像クオリティを上げたい現像はRAWTherapee を使用し二次・・・現像を実施

 

Mac 内に撮影画像の保存フォルダーを作成(ファイル名はネガフィルムの収納シートに対応)

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事前準備が出来たので、いよいよネガフィルムのデジタル化を実施します。

Darktable によるネガ現像を試す

2020年2月7日

 

ネガフィルム現像ソフト(無料)として、

1,RAWTherapee

2,Darktable

3,UFRaw

の名前がネット上で評判が良いらしい。

調べてみたところ、いずれもUNIXベースのソフトでUFRawをmacOSで使うには、ソースコードから実行プログラムを作る必要がありそうです。ちょっと大変なのでパス。

ということで、Darktable を試してみることにしました。

 

LinuxLightroomの代わりに使える画像現像・編集アプリのdarktable」とあり、期待が高まります。

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(VARTUALIMENT のホームページから引用)

ユーザーインターフェースははやりのアイコンではなく、文字列のツリー構造です。

画面の解像度の低いMacBook Pro で使うには、こちらの方が向いている?

個人的には好みです。

 Youtubeの「Film negatives - Darktable Insights ep 23」(HPBirkeland Photography)を閲覧して、ネガ現像のプロセスを大掴みし、早速現像をしてみました。

???

反転(invert)では、最初にカラーフィルムのベース色(オレンジ)部分をピックします。

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あれ?画像が真っ黒に塗りつぶされてしまいました。

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そこで、履歴の圧縮で反転のプロセスをキャンセルして、サイド反転でベースのオレンジ色をピックします。

すると、今度は画像が白くなってしまいました。

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わけがわからないまま、現像作業を続けます。

RGBカーブでは。B(シアン)はミナレットのように右に偏在し、A(マゼンタ)、G(グリーン)も裾野の広いミナレット状を呈しています。

それでもなんとか現像できました。

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元ネタが悪い?とネガを取り直して現像しなおした結果が、

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使用しているDarktableはver.3.0 です。そこで、一つ前のバージョン2.6を試してみようと探しましたが、ダウンロードされるのはver.3.0 です。

反転のプログラムにバグが有るように思われます。

 

それではと、Win10パソコンを借りて現像を試してみましたが、画像が黒く塗りつぶされ、次は白く塗りつぶされる現象に違いはありませんでした。

遭遇した上記現象は Darktable のusers mailing list に投稿しておきました。

 

ここまで、RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX, RAWTherapee,Darktableと試したので、それぞれの現像結果を比較してみました。

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操作性は、Darktable が好みですが、RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX が良い現像結果を出しています。

現時点では、「マッタリ風景」さんの、露光されていないネガの部分でホワイトバランスを取り、RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX  で現像するのが一番良さそうという結論になりました。

 

Darktable のページを閲覧していたら、バグを解消したV3.0.1 を近々リリースするとありました。ウォッチしていく予定です。