中判ネガフィルムのデジタル化
2020年6月 日
アマチュア・カメラマンの父親から借りた中判カメラで撮影したネガフィルム(6X6判、6x9判)が百数十枚ほどあります。
フィルム写真はCAMERAFAN.com より借用
FUJIFILM (フジフイルム) フジノン XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZを装着、広角側で6x9判のフィルムが撮像素子に少し余裕を取って収まる距離を確認します。
撮影はLEDトレース台にネガフィルムを置き上から撮影することにしました。
ここで、早速問題に遭遇。
三脚の使用では、撮像素子とネガフィルムの平行度を確保するのが難しいということです。生憎、コピースタンドは所有していません。
ようするに、撮像素子とネガフィルムを平行にし、必要な距離を確保すればよいわけです。
なにか良い素材は無いだろうかと、数点店巡りをしていたところ、セリアで下の木製ボックスを見つけました。
店巡りにはノギスを持参するので、その場で4隅の高さを確認。一箇所、高さには0.1mm程度の差があります。薄いシートを当てることで対応できます。
側面のそこそこ厚さに比して、底板が薄く出来ています。まあ、今回の用途には使えるレベルと1個購入しました。
底板に、カメラのレンズを挿入出来る穴形状をけがきます。
ドリルでケガキに沿って穴を空けます。板が薄いので、サクサクを作業は進みます。
彫刻刀で穴形状を仕上げます。
そして、内側に墨を塗布します。
トレース台にフィルム形状を切り抜いた黒い紙を貼り、ネガフィルムを置きガラスで押さえつけます。
事前に作成した木のボックスを上に載せます。
後はカメラを載せシャッターを切るだけです。
ネガフィルム側からカメラを望むと、このようになっています。
これで往年の映像をパソコン等に映し出すことが出来ます。